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4月19日(火)全学礼拝 (賛美歌BGM付)

2022.04.19
オンライン礼拝

 

奨励者:東野尚志(日本基督教団滝野川教会牧師、本学講師)

新約聖書:エフェソの信徒への手紙 第1章3~7節(新共同訳)P.352

「わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。
天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。」

奨励:新たな始まり

 

 2022年度春学期の授業が始まって一週間が過ぎました。新入生の人たちは、緊張しながらも、大学での学びを新鮮な思いで受けとめておられることでしょう。上級生の人たちは、新型コロナの感染者数が下がりきらない中でも、昨年よりは対面授業が増えて、クラスの仲間たちとの絆を深めておられるのではないかと思います。日々の学びや交わりを通して、それぞれの知性と感性が磨かれ、人として成長して行かれることを願っています。さらに、学生だけでなく教職員も共々に、全学礼拝に連なり、神の御心を告げる聖書に触れて、知性と感性を十分に働かせるための霊的な洞察力が深められるようにと祈ります。

 聖書は、私たちの理解を超える、驚くべき神の真実を告げています。「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました」(4節)。神は、天地創造の前に、つまり、私たちがまだ存在していないにもかかわらず、既に私たちを選んでおられたというのです。地上の選びは、入学や入社、結婚においても、相手の過去と現在に基づいて行われます。成績証明書や履歴書、身上書が求められ、試験や面接、お見合いが行われたりするのです。しかし神は、私たちの存在が造られる前に、私たちを愛し、私たちを選んでおられたと言われます。それは未来へ向けての選びです。神は、私たちの選びを目指して、天地万物を造られたと言ってもよいのです。

 すべては、永遠における神の御心の中で始まりました。神は、私たち人間を祝福しようという壮大なご計画に基づいて、世界を造り、歴史を導いて来られました。世界の歴史は、その初めから、神の大いなる救いの物語として展開されてきたのです。祝福を受け継ぐべき人間が、神に背いて罪を犯したために、この救いの物語は、罪の赦しを経て、回復と完成を目指す物語となりました。そして神は、その目的を達成するために、大切な独り子イエスを、この世に遣わされたのです。罪なき神の子の十字架の死と復活によって、神は、罪の赦しと新生の道を切り拓いてくださいました。私たちはこのキリストにおいて、神に選ばれているのです。

 私たち一人ひとりに、それぞれの人生の物語があります。時に、生きることの意味や目的が見えないと嘆くことがあるかもしれません。しかし、私たちの物語が、より大きな物語の中につながるとき、その本来の意味と価値が分かるようになるのです。

 かつて、パリのノートルダム大聖堂を建築する際、三人の職人が同じ仕事に就いていました。ある人が、その人たちに「あなたは何をしているのですか」と尋ねたと言います。すると、一人目は「私は朝から晩まで重い石を運んで辛い仕事をしています」と嘆きました。二人目は「私は家族を養うために一所懸命働いているのです」と言いました。三人目は顔を輝かせて「私はノートルダム大聖堂を建てているのです」と答えました。

 大いなる神の救いの物語の中で、私たちの人生も輝き始めます。ここから物語の新たな頁が開かれるのです。

 

祈り

「神さま、新たな年度の歩みを始めさせてくださり、感謝いたします。私たちが経験する困難や試練もすべて、あなたの救いの物語の中で生かされるとき、意味あるものへと変えられることを信じます。どうか、この大学でのそれぞれの学びと務めを祝福してください。あなたの御旨を知ることによって、私たちの人生の意味が豊かに満たされますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。」