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1月26日(金)全学礼拝―佐藤千瀬先生(賛美歌BGM付)

2024.01.26
文書礼拝

奨励者:佐藤千瀬(子ども教育学科准教授)

新約聖書:フィリピの信徒への手紙 第4章6~7節(新共同訳)P.366

「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」

「何事も思い煩ってはなりません。どんな場合にも、感謝を込めて祈りと願いを献げ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超えた神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスにあって守るでしょう。」(聖書協会共同訳)

奨励:どんな場合にも、感謝を込めて祈りと願いを献げ

 

 

 1月1日、関東でも揺れを感じ、スマートフォンの緊急地震速報が鳴り響くと、東日本大震災の時の緊張感がよみがえりました。

 東日本大震災の時、私は自宅にいて、夫は出勤しており、子どもはまだ0歳で午睡中でした。小さな揺れから急に大きな揺れに変わったため、慌てて寝室に行き、子どもを抱っこして床に座り込み、かけ布団を子どもの上に重ね、様子を見ていました。揺れがおさまった瞬間、厚手の上着を子どもに着せ、おむつ・離乳食・乳児用飲料・母子手帳等が入ったマザーバッグに、貴重品・携帯電話等を入れて、すぐに避難できるよう準備をしました。

 当時は都内の官舎に住んでおり、地震発生後すぐに建物・設備の点検のため一度全員外に出るよう案内がありました。赤ちゃんを抱っこして、マザーバッグを持ち、寒い中外に立ったまま、同じ官舎に住む初対面の同年代の女性2人と話しながら待っていました。予想以上に時間がかかったため、一緒にいた女性が車に乗せて下さり、暖房を入れて下さいました。

 点検にさらに時間がかかるため、一度武道場へ避難するよう指示があり、移動をすると、夜には大量のおでんが届き、皆が列に並んで受け取りに行き始めました。バタバタと手足を動かす赤ちゃんを抱っこして、荷物を持ち、列に並んで熱い汁物を受け取ることは難しく危険だと判断して諦め、まずは持参した離乳食を子どもにあげていました。すると、「よかったらどうぞ」と初対面の女性の方がおでんを持ってきて下さいました。その方もお子さんを連れていて、赤ちゃん連れでは食事を受け取ることが難しいだろうと察して下さったのでしょう。並んで受け取ったものを私に届けて下さったことに、とても感謝をしました。

 帰宅後夜遅くに少し大きめの余震があると、すぐに自宅のチャイムが鳴り、「大丈夫?」と車に乗せて下さった女性の方が来て下さいました。夫が同じ職場で、緊急時には仕事で翌日まで帰宅できないことをお互いに分かっているため、心配をしてくれたようでした。初対面の人たちがこんなにも気にかけて下さることに感謝すると同時に、「一人で子どもを守らなければ」と緊張していた心が軽くなった記憶があります。

 私は半日の避難でしたが、被災地では長期に渡り避難されている方が多くおり、ニュース等でその姿を見る度に当時のことを思い出します。小さな子どもがいる方だけでなく、様々な方がおり、それぞれの置かれた状況・思いも異なり、その思いを本当に理解することは難しいことと思います。多くの不安を抱える人に「何事も思い煩ってはなりません。」と言うことは難しい気もします。人の力を超えることが起き、どうしようもない時に、他者からの小さな親切に助けられることもあるかと思います。直接的に何かできなくても、思いをはせ、祈りを献げられればと思います。

 

 

祈り

「愛する天のお父さま 秋学期も終わりに近づいていますが、ここまであなたが見守り、導いて下さったことに感謝致します。日本、世界で様々なことが起こり、苦しみや悲しみの中にいる人が多くおります。あなたがその一人ひとりを慰め、必要なものを与え、心身の健康をお守り下さい。イエス・キリストのお名前を通してお祈り致します。アーメン。」