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1月24日(水)全学礼拝―渡辺善忠先生(賛美歌BGM付)

2024.01.24
文書礼拝

奨励者:渡辺善忠(日本キリスト教団巣鴨教会牧師、本学講師)

新約聖書:ルカによる福音書 第2章22~24節(新共同訳)P.103

「さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。それは主の律法に、『初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される』と書いてあるからである。また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。」

奨励:幼子イエス・キリストとエルサレム神殿

 

 

 ルカによる福音書ではクリスマスの場面の直後に、幼子イエス・キリストがエルサレム神殿で神に献げられたと伝えられています。旧約聖書の時代にイスラエルの人々はエルサレム神殿を中心に歩んでいました。エルサレムには第一神殿(紀元前10世紀~紀元前6世紀前半)と第二神殿(紀元前6世紀後半~紀元後70年)が建てられ、イエス・キリストがお生まれになった紀元前後には、生まれた直後の幼子がエルサレム神殿に献げられる習慣が定着していました。このためルカ福音書の場面には、幼子イエスの家族がエルサレム神殿を中心として歩む忠実な信仰者であったことが示されています。またこの場面は、日本においては、生まれたばかりの子どもを連れてお宮参りに行くことや、お正月、七五三などの神道儀礼が習慣となっているように、教会を中心として生活の中で信仰を守ることの大切さが示されています。

 エルサレムの第二神殿はルカ福音書が書かれる前にローマ帝国に滅ぼされました。このため著者ルカは、エルサレム神殿を中心としていた古代ユダヤ教の信仰がキリスト教/教会へ受け継がれたことを伝える意味を含めてこの場面を語り伝えたと考えられています。

 ルカ福音書の場面にこのような背景があることは私たちにとって大切な意味があります。なぜならこの場面には、私たちにとっての神殿である教会やキリスト教主義の学校の礼拝を中心として、確かな信仰生活を歩むことの大切さが示されているからです。またこの場面には、旧約時代の信仰がキリスト教/教会へ受け継がれ、神が私たちを、旧約時代から始まった信仰の歴史につながる者として守り導いておられる恵みが示されているからです。この意味を心に留めて、神が教会やキリスト教主義の学校を通して私たちを守り導いて下さっている恵みを感謝して受け入れながら、新しい年を歩んでまいりましょう。

 

 

祈り

「主イエス・キリストの父なる神様。あなたが全ての人々の救い主として御子イエス・キリストをお遣わしになり、御子イエスの十字架と復活によって私たちを救いへ招いて下さっている恵みに心から感謝致します。幼子イエスと両親がエルサレム神殿の儀礼を守った場面によって、キリスト教主義の学校と教会を中心として私たちを守り導いて下さい。また私たちの日々の歩みが、旧約聖書の時代から始まった信仰の歴史につながっている恵みを感謝して受け入れつつ新しい年を歩ませて下さい。感謝と願いを、御子イエス・キリストの御名によってお祈り致します。アーメン。」