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11月21日(火)全学礼拝ー内藤みち先生(賛美歌BGM付)
奨励者:内藤みち(政治経済学科特任講師)
旧約聖書:イザヤ書41章8~10節 (新共同訳)P.1126
わたしの僕イスラエルよ。
わたしの選んだヤコブよ。
わたしの愛する友アブラハムの末よ。
わたしはあなたを固くとらえ
地の果て、その隅々から呼び出して言った。
あなたはわたしの僕
わたしはあなたを選び、決して見捨てない。
恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。
たじろぐな、わたしはあなたの神。
勢いを与えてあなたを助け
わたしの救いの右の手であなたを支える。
奨励:「祈ること」
秋学期が始まり、教室や廊下などで「SEIGAKUIN 120 years《1903→2023》」と書かれた、聖学院創立120周年のポスターを目にします。10月28日(土)には東京の駒込キャンパスにある「聖学院幼稚園」「聖学院小学校」、男子校の「聖学院中学校・高等学校」や女子高の「女子聖学院中学校・高等学校」、そして、ここ上尾キャンパスにある「聖学院みどり幼稚園」「聖学院大学」の教職員他多くの関係者が一堂に会しチャペルにて記念式典が執り行われました。大学のチャペルは2004年11月に竣工されましたが、それ以前は1号館4階の教室にて礼拝が行われておりました。その教室では授業も行っており、授業中は教師と聴衆者「1対複数」という関係となり、聴衆者の一人が『あなた』となります。が、礼拝においては、多くの聴衆と共に同じ空間に座していたとしても、あなたは神様に相対して「1対1」の関係でその場に居るのです。礼拝を行っている人を通して御言葉が語られ、皆さんはそれらの人とは相対しておらず、皆さん御一人御一人が神様と相対しているのであります。結婚式を教会やチャペルで挙げる時も然り、新郎新婦が相対しているのは結婚する相手ではなく神様であり、結婚の誓いは神様との約束となるのであります。
イザヤ書の41章8~9節には、「神様が私達を『選んだ』そして『友』としている」とあります。人は己の誕生をも自ら決定できず、人の全ては神様の御手にあります。その全知全能の神様が私達を『選び』『友』としているのです。更に、イザヤ書に「神様は私達を見失うことなくどんなに遠くに居て他の物に塗れていても私達を見つけ、私達と共にいる」と約束しています。1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは「『一番酷い病気』とは関心を持たれず必要とされていないと感じること」「人は愛・小さな微笑みに飢えている」と語っています。神様は私達を友とし相対し私達に常に目を向けています。
神様とのコミュニケーションは受けるだけの一方通行であってはなりません。また、御言葉を誤って解釈せぬよう、全ての感覚を研ぎ澄まし自身のアンテナの感度を高めて大切なメッセージをしっかりと受け取らなければなりません。テサロニケ人への第一の手紙5章に「善を行い、喜び、絶えず祈り、感謝していること」を神様が私達に求めています。祈りは御霊を受ける力を強くします。スポーツ選手や音楽家が日々練習すると運動能力や演奏技術が高まるように、友人との関係も語り合えば語り合うほどお互いをより深く理解できるようになるのと同様に祈ることでコミュニケーションが深まるのです。キリスト教においての祈りとは『神様とのコミュニケーションを持つこと』であり、『神様の御心に耳を傾け、感謝し、対話すること』『神様を心に覚えること』であります。手を組み目を閉じて祈るだけではなく、通学時や日々の暮らしの中で神様を想う、それも祈りであります。
祈り
「神様、全ての事を感謝申し上げます。神様のご計画によりうまれ多くの人々とのお交わりを頂き、折に触れ沢山のメッセージを様々な形で伝えて頂いておりますこと誠に有難く心より感謝しております。有難うございます。この祈り、主イエス・キリストの御名を通し神様にお捧げ申し上げます。アーメン。」