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6月30日(金)全学礼拝―橋本いずみ先生(賛美歌BGM付)
奨励者:橋本いずみ(日本キリスト教団西宮一麦教会牧師)
新約聖書:マタイによる福音書 第7章7~11節(新共同訳)P.11
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。」
奨励:何でもできる父なる神さま
わたしたちが礼拝している神さまは、なんでもできる神さまです。イエスさまが、神さまを「天の父よ」と呼ぶことを教えてくださったので、わたしたちは、神さまを「天の父」と呼び、神さまは、本当に「わたしの父」になってくださいました。
神さまは、わたしたちがすっかり神さまのことを忘れて好き放題していても、「わたしの父」でいてくださいます。笑っていても、怒っていても、泣いていても、「わたしの父」でいてくださいます。そして、「こんな家に生まれたくなかった」と言って家出しても、あまりに迷惑をかけて家族として受け入れられるはずがないと思ったとしても、神さまは「あなたはわたしの愛する子」と言ってくださいます。
それくらい、イエスさまの言葉には、力があります。自己判断で受け入れられないと心配する必要はありません。かえって、足りないものがあるなら、なんでも神さまに言ってみなさいとも教えてくださいました。
幼い時の食卓を思い起こしてください。嫌いな物ばかりの食卓があったかもしれませんが、食べられない「石ころ」や、毒をもって襲いかかってくる「蛇」が並んでいたことはなかったでしょう。わたしたちの実の親は決して良い親ばかりではありません。親にも欠点があり、どんなに子どもを愛していてもできないことがあります。しかし、そんな親でも、危ない物を食べさせることはなかったはずです。まして、天の父なる神さまは、なんでもできる神さまですからわたしたちに良い物を与えられます。
天の父なる神さまは、わたしたちを神さまの子どもにするために、神さまの子どもであり続けるためには、なんだってなさる神さまです。神さまが、わたしたちを赦し、癒し、励まし、立ち直らせ、勇気づける力は、無限です。神さまは、決してわたしたちに、見切りをつけたりなさいません。そのしるしとして、イエスさまを与え、イエスさまは十字架にかかり、復活されました。
6月第三日曜日は、「父の日」で、お父さんに「ありがとう」と伝える日でした。わたしたちの天の父なる神さまに感謝を表しましょう。
祈り
「天の父なる神さま。イエスさまによって、あなたの子どもにしてくださって、ありがとうございます。いつもわたしたちをまもってくださって、良い物をくださって、ありがとうございます。本当に、あなたの子でよかったと思っています。これからも、わたしたちの父でいてください。主の御名によって祈ります。アーメン。」