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12月16日(金)全学礼拝―小林茂之先生(賛美歌BGM付)

2022.12.16
オンライン礼拝

奨励者:小林茂之先生(日本文化学科教授)

新約聖書:マタイによる福音書 第1章18~21節(新共同訳)P.1

「イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。『ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。』」

奨励:Under Pressure

 

 

私たちは,人生を生きていく中で,常にプレッシャーにさらされています.

イエスの誕生も,ヨセフとマリアにとって大変なプレッシャーであったはずです.はじめに,このことをマタイによる福音書について見ていきます.ヨセフはマリアとの婚約中に,マリアが妊娠していることを知り,最初婚約を解消しようとしました.しかし,夢に天使が現れて,マリアが聖霊によって身ごもり,マリアを妻に迎え入れるように告げられました.しかし,婚約中とは言え,妊娠中のマリアと結婚することに対する社会からのプレッシャー,圧力は相当のものであったでしょう.マリアもまた,世間から好奇の目に晒されたに違いありません.

さらに,東方の三博士がイエスの誕生を知り,エルサレムにやってきて残虐なヘロデ王にユダヤ人の王の誕生を告げ,ヘロデ王は自分の王としての地位に不安を感じ,ヨセフがマリアとイエスを連れてベツレヘムを離れた後,ベツレヘムの2歳以下の男の子を全て殺させました.

東方からやってきた博士たちはイエスに黄金,乳香,没薬を捧げた後,「ヘロデ王のところに帰るな」という夢のお告げがあったのでそのまま帰り,ヨセフも,マリアとイエスを連れてエジプトに逃げるよう夢のお告げがあったので,すぐに起きてエジプトに逃げ,ヘロデ王が死ぬまでエジプトに留まった,つまり亡命生活を余儀なくさせられたのです.

ルカによる福音書には,ローマ皇帝の住民登録の命令により,ヨセフが妊娠中のマリアを連れてベツレヘムに向かったが,ベツレヘムでは宿屋に彼らのための部屋が無く,馬小屋でイエスが生誕したという有名なエピソードがあります.これは精神的も肉体的にも大変つらい旅であったはずで,ヨセフとマリアが受けたプレッシャーは想像するに難くありません.

イエスは神でありながら,最も小さな者としてこの世に生まれたのです.そして,当時の社会の下層の庶民として見下されていた羊飼いたちが祝福のためにやって来たのです.

マタイ福音書もルカ福音書も,イエスの生誕は輝かしいものではなく,社会の底辺の庶民としてプレシャーを受けながら苦難の中での出来事であったのです.

本日の奨励題は,イギリスの最も人気のあるQueen の名曲からとっています.Queen は,Under Pressure から逃れる方法として,愛にチャンスを与えようと歌っています.クリスマスのアドヴェントの中で,ヨセフとマリアがイエスの生誕で示した家族の愛を覚えたいと思います.

 

 

祈り

「Lord, we thank you for the hope with which you have filled our lives. We give thanks that in the coming of Christ you have given us. We praise you that you are with us when the pressures and strains of life seem to have no endings, the darkness of the world and our lives needs to be conquered by the light of Christ’s love. Amen.」