お知らせ詳細
Information Detail
7月20日(水)全学礼拝 (賛美歌BGM付)
奨励者:内藤みち(政治経済学科特任講師)
旧約聖書:コヘレトの言葉 第3章14節(新共同訳)P.1037
「すべて神の業は永遠に不変であり付け加えることも除くことも許されない、」
奨励:2㎝の蜜柑、割れた青柿
先月は、6月にも関わらず気温40度を超える地域もあるほどに全国各地で猛暑日そして雨が降らない日が続きました。ある日、庭に2センチ程の黄色い球体を2~3個目にし、それが春に花を咲かしていた蜜柑の実であることに気付き、その日以来暗くなり涼しくなってから毎日庭の植物への水やりをすることにしました。しかしながら、蜜柑の木の下には小さな黄色い実が日に日に落ち、数週間後には100個以上となりました。
先週、台風による雨が期待されたのですが、何回か強い雨が短時間降ったものの恵みの雨とはならず、草木への水やりを毎日継続しておりました。が、一昨日、ようやく植物にとっては恵の雨が降りました。一昨日未明の雨は近年日本でも経験するようになった「バケツをひっくり返したような」短時間に異常な程に激しく降る雨でした。雨が上がり朝庭に出てみると緑色の四角い物体が数個地面にあり、手に取ると秋にオレンジに色づくはずの小さな柿の実でした。草木には毎日十分に水やりしていたので、激しく降る雨粒の勢いによって落とされたのかと思い、また、余りにも形良く美しい青柿でしたので来宅者共々楽しむために玄関にかざりました。その夕刻さらに青柿が1つ落ちていました。日中はそれほどの激しい強さの雨は降らなかったので何故落下したか気に掛かりよく見ると、朝夕全ての実は1個所割けており、大量の水分を吸収し実が膨張したのが落下の要因でありました。
以前、家庭集会にて牧師先生が紹介くださった「苦難にある者たちの告白」という詩をここに記します。作者は不明で、ニューヨークにある物理療法リハビリテーション病院の1室の壁に書かれていたもので、世界中の人に親しまれ多くの人々に現在でも希望を与えている詩であります。
私は神に求めた、成功をつかむために強さを。 私は弱くされた、謙虚に従うことを学ぶために。
私は求めた、偉大なことができるように健康を。 私は病気を与えられた、より良きことをするために。
私は求めた、幸福になるために富を。 私は貧困を与えられた、知恵を得るために。
私は求めた、世の賞賛を得るために力を。 私は無力を与えられた、神が必要であることを知るために。
私は求めた、人生を楽しむために全てのものを。 私は命を与えられた、全てのものに楽しむために。
求めたものは一つも得られなかったが、願いは全て叶えられた。神に背く私であるのに、言い表せない祈りが答えられた。私は誰よりも最も豊かに祝福されている。
植物地理が専門で野山や海外に調査研究に飛び跳ねていた家族が、3年近く前に手術後の投薬過多にて小脳にダメージを負い四六時中の眼振と生涯付き合うようになり、現在拙宅に寄留しています。草木が水分を吸収し成長するように、コヘレトにある様々な聖句をはじめ、「おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる(ヨシュア1章9節)」や「主は人の一歩一歩を定め御旨にかなう道を備えてくださる(詩編37編23節)」などの御言葉を糧とし心に留めつつ、また、青柿が水分を取りすぎ割け落下したように自身の思いにとらわれぬよう病院の壁に認められた詩やその作者に思いを馳せ過ごしております。
果物栽培の農家では、実が小さい時に栄養を集中させるためにせっかくできた実を多くまびくそうであります。現在は緑色の葉と混ざり緑の蜜柑の実が目に入ってはきませんが、冬になり蜜柑が色づく頃にその木がどのようになっているかが今は楽しみであります。
祈り
「神様、全ての事を感謝申し上げます。神様のご計画によりうまれ多くの人々とのお交わりを頂き、折に触れ沢山のメッセージを様々な形で伝えて頂いておりますこと誠に有難く心より感謝しております。有難うございます。この祈り、主イエス・キリストの御名を通し神様にお捧げ申し上げます。アーメン。」