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6月30日(木)全学礼拝 (賛美歌BGM付)(前公開分)

2022.07.22
オンライン礼拝

奨励者:村上純子(心理福祉学科教授)
旧約聖書:詩編23編1~3節(新共同訳)P.854

「賛歌。ダビデの詩。主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ憩いの水のほとりに伴い魂を生き返らせてくださる。」

奨励:神様がどうにかしてくださる

 

 

 皆さんは今毎日どんな日を過ごしていますか?毎日楽しい!生きてるのが幸せ!という人もいるかもしれませんが。そういう人ばかりではないと思います。特にこの1年は新型コロナウィルス感染症対策に明け暮れて、自分の学生生活はこんなはずじゃなかったと思っている人も多いでしょう。これから先のことを考えると不安になる人もいるかもしれません。

 私も大学生のころはいろいろ考えて不安でした。でもそんなときに自分がクリスチャンでよかったなと思ったことは、最後には神様が何とかしてくれると思えたことです。神さまが私のことを一番よく知っているわけですから、私にとって何が一番必要なのか、何が一番いい道なのかもちゃんと知っていてくださるのです。

 

 私が今日皆さんにお伝えしたいことは、「最終的には神さまがどうにかしてくれる」ということです。これはクリスチャンの人だけでしょう?と思うかもしれませんが、そうではありません。

 みなさんが生まれてきたことは偶然ではありません。神さまが、あなたを選んであなたに命を与えられたのです。この聖学院大学に入ってきたことも、決して偶然ではありません。近い大学だったから、たまたま先生に勧められて、他の大学を落ちてしまったから… この大学に来た理由はみなさんそれぞれです。それはそれとして、神さまは何か意味があって、あなたをこの大学に送ってこられたのです。その意味って何だろうと考えても今はわからないと思います。でも、10年後、20年後に、「あぁ、自分が聖学院大学に行ったことにはこんな意味があったんだ!」と思う日がくるはずです。

 神様は私たちの羊飼い、羊飼いは羊のことを一番よく知っています。神様はあなたに命を与え、あなたが歩んできた道をよくご存じなのですから、あなたにとって何が一番必要なのか、この先何が一番いい道なのかもちゃんと知っていてくださる、そう思っていただきたいのです。

 神さまなんていない、神さまがいるなんて信じられない、そう思っていても結構です。あるいは、神さまなんて心の弱い人間の作り出した妄想だ、そう思われてもかまいません。実際、私は自分が、自分一人だけの力で生きていけるほど強い人間ではないと思っています。ですから、私には仮に妄想だとしても神さまという存在が必要なのです。この先、もしあなたがもう行き詰った、もうどうしようもないと思ったときには、最終的には神さまがどうにかしてくれる、ということを思い出してもらえたらなと思います。

 

 

祈り

「天の父なる神様 私たちの毎日は先の見えないことが多く、不安になることも多くあります。しかしそのようなときこそ、あなたが私たちの神であられ、私たちのことを一番よく知ってくださっている羊飼いであることを思い出させてください。イエス・キリストのみ名によってお祈りいたします。 アーメン」