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6月24日(金)全学礼拝 (賛美歌BGM付)
奨励者:前川あきほ(女子聖学院中学校高等学校チャプレン)
旧約聖書:箴言 第3章5~6節(新共同訳)P.993
「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず
常に主を覚えてあなたの道を歩け。
そうすれば
主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」
奨励: あなたの道
ひとつ皆さんに質問します。
皆さんが今まで歩んできた人生は、険しく、曲がりくねった道でしたか?それともまっすぐでしたか?
どちらにせよ、私は確信をもって皆さんにお伝えします。
私たちは、一人で自分の人生を歩んでいるように見えて実はそうではない。あなたの人生に深くかかわり、時には険しく曲がりくねった人生の道をまっすぐにしてくださる神さまがおられますよ、ということです。
まず、神さまは「心を尽くして主である神様に信頼する」ことを、私たちに求めておられます。
信頼するとは、自分の思っていること、悩んでいること、なんでもすべて神さまにお委ねするということです。後ろ向きに自分の体が倒れても、それを大きな腕で受け止めてくれるお方がいる。それを信じることです。
そして、「自分の分別に頼ってはならない」とあります。このことは、次の2つを表しているのではないでしょうか。一つ目は、他人との比較をしないこと。大学生活、成績や、就職活動を、他人のそれと比較して得るものは喪失感だけです。
自分の人生を設計していく中で、他人と比較することはよくあります。○○さんは優秀だから良い企業に入ることができるけど、私は違う、など。しかし、私たちは、他の人と比べる横軸によって自分という人間を確立するのではありません。神さまとの垂直軸、縦の軸にいる私。愛にあふれた眼差しをもって私たちを見つめる神さまとの縦軸によって、私たちは自分という人間を確立していきます。他人と自分を比較しない。そうではなくて、神様との縦の関係において、自分の人生を考えていきます。
また、自分の分別に頼らないということの2つ目の意味は、自分の人生を放り投げないということです。なぜなら、あなたは、他の誰もが歩くことのできないあなただけの道を歩いているからです。友達も、家族も、先生も、あなたの人生を代わりに背負ってくれません。自分の人生に責任を持ちましょう。
しかし、たった一人で自分の道を歩むのかといえば、そうではありません。初めにお伝えした通りです。あなたが歩いていく道をまっすぐにしてくださるお方がいます。神さまです。「主は、あなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」
祈り
「父なる神さま この礼拝に出席されておられるすべての方の人生の道をまっすぐにしてください。自分では曲がりくねっていると思っていても、神さまがまっすぐにしてくださる。そのことに信頼できますように。イエスさまのお名前によってお祈りします。 アーメン。」